rnl.lny.mybluehost.me | 15.0%割引 【木材ノ工芸的利用 復刻版 】農商務省山林局 編纂

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【木材ノ工芸的利用 復刻版 】農商務省山林局 編纂
＜明治45年（1912）大日本山林会＞の復刻　
1982年林業科学技術振興所刊；函・帯付き。　　　
1308頁・モノクロ37図版・挿図216点・21x27x7cm。

多少経年変化ありますが、書き込み等もなく良好です。

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この分厚い政府編纂刊行本は、当時政府や学会が手本としたドイツ林学・木材加工技術の強い影響をうけ、日本の多様な産業基盤と実勢を誇示する立派な体裁になつています。　明治42年欧州派遣調査「ドイツ・オーストリー森林工藝研究報告書」に促され、当時のドイツ語ハンドブック「 Lorey, Handbuch der Forestwissenschafen 2 Auft. 1903 」を倣い編纂したもの。国策で闊葉樹（広葉樹)材の利用拡大を意図し、全国の林業試験場に下命。実際の用途を明らかにするため調査データを蒐集して編纂。
　タイトルは、「工藝的利用」ですが、当時は手加工・機械工業生産を含む木材加工・工学分野も含まれています。明治末期の用材と加工寸法、生産加工技法や業界の実状・商品内容まで詳細に取材記録された大冊です。 イラスト図版、事典的活用・引用孫引きの源。諸職工用語には、項目により詳しい専門用語や図版や解説があります。
現在は、殆ど石油化学製品ですが、この時代、殆どの生活用具・産業器材は木と竹製でした。各産業の品目分類で編集された内容は、素材、製造、技術、流通、価格、用途、流通取引、現業各地諸事状の詳細に渡り、樹種毎の材料加工・仕様は、後年、多くの著作・刊行物に引用されてきた原著的存在。明治期末の木材に関する当時の産業界の様子がわかります。155樹種、242職種、木の産業の多様性、歴史を見ることができる重要な一冊。先住アイヌ民族の工藝・道具類及び樹種についても掲載しています。多様性をいかに利用するかだけ考え、環境・資源の問題が表面化しない時代でした。当時はモダーン工藝産品でしたが、現代では、伝統・アンティークスタイル。優れた手仕事・竹工品も多い。
用途が無くなった製品もあいますが、100年後の現在でもキホン知見となるベースコンテンツです。
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